データは「防災科学技術研究所」という国の機関が提供している「表層地盤増幅率」という数値を使っています。
■使い方
地図上でシングルクリック(タッチ)すると、その地点の地震波の増幅率と表層地盤の種類を見ることができます。増幅率は「0.5」から「3.0」までの数値幅があり、同じ地震波が来た場合、数値の大きい地盤のほうが揺れが大きくなると言えます。
では、その数値をどのように判断すればいいのか?という疑問がありますが、良くわかりません。「そうなんだ」ぐらいでご利用ください。
「表層地盤の種類」はその場所の地下の岩盤の上に何が堆積しているか?ということで、山地ならほぼ真下が岩盤で、湿地なら岩盤の上にゆるい土が堆積していると言うことになります。
■使用上の注意
表示される数値はあくまでも目安値です。また、クリックした場所のピンポイント情報が表示されるわけではありません。
というのも、提供されているデータが日本国土を網の目状に分割した範囲を最小データとしているため、その範囲内でのクリックは全て同じ情報となります。
たとえば、ある建物をクリックしてそれが揺れやすいという数値だったとしても、実際はその場所は揺れにくい場所だったり、地盤改良が行われていたりしてほとんど揺れないこともありえます。
その逆に、揺れにくいと表示されたクリック場所が、そこだけ溜池の埋立地など周りと異なる地盤で大きな揺れに見舞われることもありえます。
したがって、クリックした場所が揺れにくい、揺れやすいと言うのは必ずしも当てはまりませんので、この情報の利用は「へぇ~」という話題づくり程度にとどめてください。